講師と受講生の関係

 オリエンテーションは、研修の方向づけが目的であり、講師と受講生との関係をつくる場だ。第一印象の重要性は言うまでもない。新入社員研修では、講師は受講生が初めて接する職場における先輩であり、指示命令者であり、目上の立場だ。

 受講生との良好な関係づくりは、研修目標を達成するためにも円滑な研修進行のためにも重要な作業だ。(若手講師の課題になることも多い)

 企業人研修の講師を学校教師や予備校の講師と比較したり、同じ接し方をしようとする新入者員もいる。同じ教育でも目的が違うので立場や関係も違う。(新入社員には、わからない)

 研修講師は、職場配属後に役立つ準備としての教育を行うので、時に上司・先輩・顧客の立場で接して、模擬体験させる役割がある。

 重要な役割は、上司・先輩との良好な人間関係づくりを模擬体験させることだ。オリエンテーションでは、“講師は上司・先輩の目線や感覚で受講生に接する”ことを伝える。

 具体的に言えば、どんな時に“不愉快になり”、“怒り”、“笑い”、“ほめるか”研修中に講師自ら示す。研修で起きる全てにおいて、上司・先輩の自然な感情を表情や態度で表し、受講生に理解させることだ。≪続く≫

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