【研修所感】仕事ができる人の落とし穴。

 仕事ができる人ほど、仕事に強いこだわりをもっている。もっとうまく仕事をしたいし、もっとよい結果を出したい。それが、モチベーションでありプライドだ。

 そんなあなたへのアドバイスは、2つある。1つは、「指示」の理解と確認だ。あなたの仕事は、上司の「指示」から始まる。

 「ボタンの掛け違い」の例えがあるね。最初に「指示」を正しく理解しないと、仕事を間違った方向にどんどん進めてしまう。結果、上司の望む結果とは違ったものになり失敗する。

 仕事ができるあなたは、「指示」を聞いて、早速仕事に取り掛かるだろう。そこに仕事ができる人の落とし穴がある。

 自分の勝手な「思い込み」や「判断」で、大事なことを確認しないで仕事を進めてしまう。

 「指示が分からない、と思われたくない」「自分の判断が正しい」「前の仕事と一緒だから今回も」「早く仕事を始めたい」「確認は、めんどくさい」「上司も忙しいから」「この上司と長く話したくない」などなど、思うのだろうか。

 上司は、こういう部下が一番困るし、勝手に判断して勝手に仕事を進めて、失敗する部下が嫌いだ。

 「あなたが、はっきりと指示しないからでしょう!」と心の中で思ったとしても、上司に言えますか?言ったら、「君がよく確認しないからだろう?」と言われそう。

 言わなかったら、ストレスがたまるよね。言いたいことを言わないのだから。

 イライラしてもしょうがない。正解は、指示された時に、「大事なことは、あなたが確認する」こと。上司の指示が仕事の要件を満たしているとは限らない。 次の点を確認しよう。

 その仕事、①なぜ(仕事の背景)②何のために(目的)③何を(業務)④いつまでに(期限)⑤目標(どのレベルまで)⑥どんなやり方で(方法)⑦誰に(顧客・利用者)⑧いくらで(予算・費用)⑨誰と(協力者)、やるのか。

 要は、仕事の仕様だね。外部からの依頼は仕様書をつくり契約書を交わす。上司からの指示も約束なので、担当する業務の仕様を明確にしてから始める。もちろん、日常業務は、口頭でかまわない。

 仕様を確認したら、落ち着いて自分のペースで進めて結果を出せばいい。

《続く》

 

  

 

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