上司への相談のポイントとコミュニケーション・スキル(まとめ)

 さて、「上司への相談」をテーマに回数を重ねてきたが、参考になっただろうか。何か、一つでも実践してみたものがあっただろうか。

 書き始めには、汎用性のある相談の仕方として、「ちゃんと相談する方法」を紹介する、と書いた。

 ほとんどの人は、ブログの内容を確認程度で読み進めていたと思う。しかし、「相談の仕方」を教わっていない人も多いだろう。

 それが原因で、問題を抱え込んで悩んだり、経験が少ないにもかかわらず自分で判断して失敗してしまう。ちゃんと相談しないので上司から注意され、相談が苦手になってしまう。

 それでは、仕事も人間関係もうまくいかない。そもそも、人間関係が苦手な人向けに書いてきた。

 読み返してみると、「ちゃんと相談する方法」とは基本的なことばかりで誰でもできることとわかる。学習機会で言えば、新入社員研修で学ぶ内容だ。

 私が、新入社員研修を重視する点は、そこにある。仕事の基本は、新入社員研修で学ぶ。新入社員研修に参加できなかった人は、実務体験から学ぶことになるので習得が遅れたり、相当な個人の努力を必要とする。(きちんと教わらない人も多い。)

 「指示を受ける」「報告」「連絡」と比較すれば、「相談」のコミュニケーションは、必要性の優先順位は低いかも知れない。仕事が順調で、あなたに心配や不安がなければ、「相談」の必要がないからだ。

 もし、あなたが上司との最小限のコミュニケーションで仕事を続けたいと思っている(できるだけ相談したくない)のなら、指示された仕事を完璧にこなして、「相談することなんて、何もない」状態を維持すればよい。

 しかし、実際には難しい話だ。状況は刻々と変わるし、仕事の全てを自分で統制できるわけではない。困ることや判断に迷うことも出てくる。自分のレベルを上げようと思ったら、課題も出てくる。

 したがって、「相談」することを前提として仕事を進めることが現実的だ。ちゃんと相談すれば、上司もちゃんと応えてくれるはずだ。

 あまり深刻に考えず、基本を守って「気楽に」相談してみよう。そこから「何か」が変わるはずだ。 

《以上》

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