管理者が自分の役割を理解するということについて。

 『新任管理者研修』では、役割を理解してもらうことが重要だ。一般的には、『管理者の役割=マネジメント』ということで、職場の目標達成のために、資源を有効活用すると講義するだろう。

 教育としては正しいと思うが、受講生にしたら相当の翻訳が必要だ。自分自身の役割が何なのか、よくわからない。“それを、自分で考えるのだ!”という、考え方もある。

 しかし、本人が考えた役割も自信がもてないし、講師も正解をもっていない。要は、これから自分が果たすべき役割は、以前として不明確で曖昧なのだ。それでは、教育効果は十分ではない。

 自分の役割をはっきりさせたいと考えるビジネスパーソンは多い。本来、ビジネスもマネジメントも曖昧なものであることは確かだ。どうすべきかは、その時の状況をよく理解して判断するしかない。しかし、新任者は、責任をもって仕事をしたいのでできるだけはっきりさせて納得したい。

 「役割」の一つの答えとして、研修で提示できるのは、人事制度で規定している社員の役割だ。今回の研修では、クライアントの人事制度で規定されている「等級別職務基準書」を活用した。これは社内資料だ。管理者は、5等級以上だが、受講生は5等級なのだ。

 初めて資料を見た者もいるし、覚えていない者もいる。(一般的にあることだ!)そこには、「・・・マネジメントを行い、・・・・」と書いてある。会社によっては、明文化されていない場合もあるし、とても抽象的な場合もある。あっても運用されてない(知られていない)場合もある。

 制度があるなら、運用した方がよい。制度を活用することで教育は充実する。教育が充実すれば制度が運用され、組織的な効果を生む。

 一般論の教育で終わらせず、より実践的な教育をするためには制度とシナジーさせる工夫が必要だ。

 

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