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コンサルタントの“トリセツ”
コンサルティングは、成功もあれば失敗もある。失敗の原因の多くは、コンサルタントの力量にあるが、クライアント側のコンサルタントの扱い方に原因がある場合もある。
コンサルタントの役割は、クライアントを安全かつ早く、確実にゴールさせることにある。クライアントが目指す地点に地図やコンパスなどの道具を使い、経験を活かして未開の地をガイドする。
急激な変化に対応し、危機を事前に回避し、最短距離を判断し、時にメンバーを叱咤激励し、責任を全うする。
コンサルタントが頼りにしている“心の拠り所”は、理論やモデル、技法の類である。経験は多い方がよいが、今日では過去の経験通りにいかないことの方が多い。だから、普遍的または状況に合った理論や技法を活用して進めていく。
理論や技法は、先人の知恵を拝借することも多いが、オリジナルで開発しているものもある。どの理論やモデルを選択するかは、コンサルタントが決めるもので、クライアントが勝手に修正するものではない。(特に部分修正は整合性がとれなくなるのでリスクがある。解釈は、時代に合わせて変更が必要な場合もある。)より効果的なツールがあれば、変更を検討するが、それもコンサルタントが決めることである。
コンサルタントは、使い慣れている地図が使えないと、現在地点がわからなくなる。コンパスをクライアントにいじられると、進むべき方向がわからなくなってしまうのだ。(だからコンサルタントによっては、激怒することもある。)
コンサルタントを雇う時は、事前によく検討して、依頼した以上は、コンサルタントを信頼して一緒に進んでほしい。
『研修教材』の開発を承ります。
年末年始は、研修教材の開発に時間を費やしていました。自分が講師を担当する研修教材ではなく、クライアントのインストラクター用教材(マニュアル付き)です。
お金を頂いているので、METS-cのビジネスということになりますが、この分野は、これまで積極的に提案していたわけではありません。お客さまからご相談を頂いたのがきっかけですが、この仕事の難しさと可能性を感じました。
難しさは、教材を活用するインストラクターのレベルに合わせて作成するという点です。作り手を中心に考えれば「こう作ったんだから、マニュアル通りにやってください」と言えばすみますが、それでは使いづらい教材になったり、本来の教育効果が得られない恐れもあります。(だから、今も修正作業をしています。)
可能性は、インストラクターを増やすことができるという点です。プロの研修講師でなくとも人前で話をすることが得意であったり、自分の知識や経験を人に伝えたいという人もいるでしょう。また、新人インストラクターには必須のツールといえます。
プロの研修講師は、誰でもできる仕事とは思いませんが、自分の強みを活かした研修を行う環境整備は可能です。教材を手に入れてインストラクションを学ぶことで、キャリア開発の可能性が高まります。
社会には、すばらしい知識や技術、経験をもったビジネスパーソンがたくさんいます。研修の技術を身に付ければ、その強みを、多くの人に役立たせることができるのです。
あなたに必要なものは、METS-cが提供するToolとEducationです。あなたの強みを十分に引き出した研修教材の作成とインストラクション指導を行います。
【お知らせ】Tool開発の実績をアップしました。
お客様事例のページにTool開発の実績をアップしました。METS-cの特長であるツール開発の実績です。今日の実績向上や人材育成などの組織問題の解決は、一般論を前提とした取組みでは効果は出ません。
コンサルタントの経験則や他社事例は、一見魅力的で効果が期待できるように思えますが、クライアントの現場は全く別ものです。その案件ごとに現状をよく調査し、成果を上げる仮説を立てる必要があります。戦略を具現化したSystemを“見える化”したものが『マニュアル』です。
クライアントが“何を”したら成果が上がるのか、書き記したものがMETS-cがつくる『マニュアル』です。クライアントのスタッフとMeetingを重ねて使い勝手のよい、実践的な『マニュアル』を作ります。
その『マニュアル』を教材としたEducationは、パッケージの研修とは比べ物にならない教育効果を生みます。
「社員教育の内省化」は、Welcomeなのだ!
最近の社員教育の傾向として、「内省化」が挙げられる。外部講師ではなく、内部講師を活用した教育方法だ。社員教育は、続けるが今までのように外部講師は使わない。
コスト削減という後ろ向きな理由もあるが、社内事情に精通した内部講師の活用や経験者のノウハウ伝授などの前向きな理由もある。外部講師からは、「仕事が減って困るなぁ」という本音が聞こえてきそうだが、METS-cにとっては、Welcome!なのだ。
まず、社内講師がもっている専門知識と技術、経験は尊敬に値する。外部講師にはないものだ。あくまでも特定の業界やその会社の事業に精通しているという、意味で。
OJTの効果を拡大させて集合研修を実施すれば、大変効率が良い人材育成ができる。しかし内省化はよいことばかりではない。今日の教育には効果が求められる。それは、内部講師でも一緒だ。
せっかくの知識や経験も、受講生に伝わらなければ、教育効果は期待できない。そこに、METS-cの役割(商売の種)がある。
研修には、①研修プログラム(タイムテーブル)②教材(研修テキスト)③インストラクション技術の3点セットが必要だ。METS-cでは、この依頼が増えているのだ。
多くの研修会社は、自社の研修を販売するために、他社のためのプログラムはつくらないし、ノウハウの流出につながるので、教材開発・販売も消極的だ。(販売するとしてもかなりの高額だ。)一般的なインストラクター研修はやっている。
METS-cでは、会議(M)で話し合い、育成プラン(S)を立案し、教材(T)を開発し、その教材を活用するためのインストラクター研修(E)を行う。
社員教育業界の変化(内省化)は、一見するとマイナスの変化のようだが、その変化から新しいニーズを見つけ対応することで、実績に結び付けることもできるのだ。(研修で言っていることですが。)
年始のご挨拶
謹賀新年
皆さん、明けましておめでとうございます。
昨年より早い始動です。限られた時間で多くの課題を解決しなければなりません。
今年も理論(基本)と実践(応用)のシナジー効果で成果を上げます。
今年も皆さんにとって、おだやかな良い一年でありますようにお祈りいたしております。
平成27年1月4日(日)
株式会社メッツ・コンサルティング 代表取締役社長 新井 陽二