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『ビジネスマナー・コンテスト』の進め方①
コンテストでは、ロールプレイングの状況を設定する。ビジネスマナーの習得が目的なので、新人役がビジネスマナーを実践する状況を設定する。その状況は、クライアントの職場状況を想定する。従って、状況、配役はカスタマイズする必要がある。
一般的には、社内と社外で必要なビジネスマナーを体験させる状況を設定する。上司から指示を受けて顧客や取引先を訪問し、仕事をして報告する。その一連の流れに習得すべき、多くのビジネスマナーの要素がある。
研修会場は、舞台を設営するので、まるで小劇場のようだ。(ある程度のスペースがある会議室が望ましい)1グループ、5名から6名でコンテストに参加する。他のグループはギャラリーとしてロールプレイングを見ることで、集中して学習を進めることができる。(次は、自分たちの番だ。同じ配役のビジネスマナーをよく見て、もっとよいマナーをやってやろう、と思う。)
各グループから審査員を選出し、お互いに評価する。≪続く≫
新人が自ら動き出す仕掛け=『ビジネス・マナー・コンテスト』
何を学ぶにしろ、教育効果を上げるためには本人の主体性が大事だ。“やらされ”る学習方法は、正にやらされて、やっているいるだけなので、本人の納得感がない。やっているうちに、気づくという場合もあるだろうが、その歩留りはとても低い。
ビジネス・マナーも必要に迫られなければ、本気で学ばない。本気にならなければ身につかない。本気にさせるのが、“コンテスト”だ。昨今の新人は、一番になりたいとか目立ちたいという積極性は低いかも知れないが、みんなの前で“恥ずかしい思い”をしたくない、という欲求は強い。
“失敗して、笑われたくないから”必至でビジネス・マナーを覚えて、コンテストに参加するのだ。基本は、講師が教えるが“自主学習”は、グループに任せる。その自主学習が、主体性を促す。
コンテストの状況をみんなで理解し、シナリオを作り、配役を決めて、必要なビジネス・マナーを学び、グループで何度も練習する。講師は各グループを廻りアドバイスをする。受講生は、講師を掴まえて、何度も質問してくる。自分の役に必要なビジネス・マナーの詳細を知りたいのだ。自分がその役を演じるのだから。
研修中に講師が、“わからないことがあったら、積極的に質問するように。”と言って、質問するだろうか。≪続く≫
教養に終わらない実践的なビジネス・マナーの習得。
ビジネス・マナーの必要性は、新人自身が知っている。上司や先輩が待ち構えている職場がどういうものかは、知らない。そこで、自分はどのように振る舞えばいいのか、何をしたら、どの程度怒られるのか、働くことの最初の恐怖は、職場適応だ。
多くの新人は、就活段階で多少のビジネス・マナーは、学習している。しかし、それは敬語の受け答えなど採用面接を想定したもので、職場のエチケットや部外者を対象にしたものではない。
新人研修のビジネス・マナーのプログラムは、できるだけ実践を想定した内容が望ましい。弊社では、『ビジネス・マナー・コンテスト』を中心にプログラムを構成する。
『ビジネス・マナー・コンテスト』とは・・・≪続く≫
ビジネス・マナーの時間。
新人研修の必須項目は、ビジネス・マナーだ。新卒の場合は、職場配属前に必ず学ぶべきだ。本人のためにも、職場のためにも。キャリア入社であっても、基礎教育が不十分な場合もあるので、新卒に混ざり受講させることを勧める。
新卒で入社した会社を数年で退職する場合、社風が合わないとか、職場の雰囲気になじめないとか、人間関係を理由とすることが多い。その原因は、本人のビジネス・マナーや職場のエチケットであることがが多い。この課題がクリアできなければ、次の会社も同じ理由で退職することになる。
どのような会社や職場でも通用する基本的なビジネス・マナーがある。あまりにも専門特化すると、逆にその職場に合わなくなることも多い。従って、新人研修では、守・破・離の“守”に限定してプログラムを組んでいる。
講師は、基本的に新人が配属される職場を知らない。良かれと思って、教えた講師の“正解”が職場では“不正解”であることもある。すばらしいビジネス・マナーが、職場では使われていないこともある。
むしろ、基本を教えると共に、多くの“状況”を設定して、対応力を身に付けさせるプログラムが効果的だ。新人は、答えを知りたがる。答えを暗記したがる。予め答えを覚えておき、必要に応じて正解を出せば、クリアできると思っている。それは、学生の考え方だ。
実際には、ビジネス・シーンに同じ場面はない。状況が変わり相手が変わる。対応が変わる。どのようなプログラムが効果的だろうか。≪続く≫
本当に、そう思うことが重要だ。
インストラクションには、何より“準備”が重要だ。研修講師は、受講生の前に立ち、スケジュール通りに研修を終え、研修目標の達成に責任をもつ。
人前でうまく話ができないなど、インストラクションの技術以前の問題だ。経験がないとか、恥ずかしいとか、話術がないなど、理由は様々あるが全ては準備次第でどうにでもなる。
初級インストラクター研修では、何度も“準備の重要性”を説いた。インストラクターの恐怖も研修時間の管理も、実習の正しい提示も、手順・手続きも、全て準備を整えていれば、うまくいく。
研修準備のために徹夜できるだろうか。不安ならば、自分の体調よりも手順を繰り返し確認して自信をもって受講生の前に立つ。新人インストラクターなら当たり前の行動だ。
インストラクター研修では、トレーニングだけでなく、各グループで一人、インストラクターとして実習のインストラクションを担当してもらった。90分程度の新人向け「コミュニケーション実習」を用意した。
手順書を用意したが、短い準備でインストラクションを進めることは容易ではない。充分な実習効果は望めず、予定時間はオーバーする。
インストラクター役に感想を発表してもらった。「インストラクションは、本当に準備が重要です。」それを、わかって頂ければ本望です。講師がいくら言っても、体験しなければ実感はないでしょう。
全員が、インストラクター役をする時間はなかったが、メンバー役もその様子を見て感じたはずだ。“自分が、インストラクターをやる時は、しっかり準備をしよう”、と。


