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部下の目標設定は、まず上司の準備から。

2013年11月17日

 先週の目標管理実践研修は、2回のロール・プレィングを行いました。1日目は、上司からの職場運営方針の説明。2日目は、上司からの部下の目標設定について。

 2日間の研修は、①目標管理の基本的な考え方②職場の目標、方針の立案と説明③部下の目標設定④業務の進捗管理⑤部下指導、の内容です。

 『目標による管理』は、部下の主体的な取組みによる目標達成を期待します。そのためには、まず上司からの情報提供が欠かせません。部下は、職場の目標、方針、重点課題を理解して、自分の適切な目標を考え、目標設定面談に臨みます。

 研修では『目標達成支援シート』(これもToolですね。)を作成し、わかりやすく説明する練習をします。多くの管理者は、職場の状況や責任者としての考え方を示さず、部下の目標を割り当てます。部下は、与えられた目標を達成するよう、指示されます。(もっと、部下の意欲を高める過程があるのでは・・・)

 『目標による管理』は、よくできた組織的な目標達成の仕組みです。(目標管理制度は、Systemです。)管理者の制度運用力を高める(Education)ことによって、みんなが幸せになれる仕組みです。


研修ツールとしてのテストも教育効果あり。

2013年11月10日

 テストも、研修ツールの一つです。METS-cですから、Toolの作成は積極的です。

 何かを、教える、考えさせる、理解させるために、様々な手法をつかいます。テストもその一つです。講師が講義すれば、それで済むことでしょうが、昨今は、長い講義は嫌われますし、受講生の集中力にも、講師の話術にも限界があり、教育効果は望めません。

 若年層の研修にテストを活用するのも一つの手法です。テストに慣れているのか、積極的ですし、正解率の高い問題であれば、モチベーションも高まります。正しい、間違いをはっきりさせたい受講生は納得感が得られます。

 知識を習得するテーマであれば、穴埋め問題がお勧めです。経営理念や事業方針、制度、ルール、コンプライアンスなどを自分で考え、正解から知識を得て、講師の解説によって理解を深めます。

 クライアントには、自社の社員に徹底させたいことがあるでしょう。自社ならではの研修つくることが大事です。

 


よい研修には、ストーリーがある。

2013年11月05日

 あなたは、研修担当者でしょうか、受講生でしょうか、研修講師でしょうか。それぞれの立場において、よい研修とはどのような研修でしょうか。

 私は、研修プログラムを設計して、自ら実施する講師です。研修担当者のねらいと要望を外さずに受講生に満足を提供します。そして自分の充実感をほんの少し考えます。受講生の満足を望む研修担当者も多いので、やはり受講生満足中心です。

 よい研修とは、その目標を達成するために与えられた時間内で、必要な知識や技術がより理解・習得できる研修ではないでしょうか。さらに言えば、受講生の問題を解決できる研修です。

 多くの研修講師が様々な工夫をしていると思いますが、私はプログラムを設計する時に、流れを重視しています。映画やドラマのシナリオを書くように、オリエンテーションから研修のまとめまで、時系列でストーリーを書き、講義、討議、診断、実習、ロールプレィングなどの手法で構成を考えます。

 どこで情報を提供し、どこで考えさせ、どこで気づかせるか、そのためにどんな材料を使うか、道具はどう使うか、などを考え、テキストとスライド、配布資料を作成します。

 教えるよりは、気づかせる。受け身ではなく、主体的に。研修に対する評価が厳しくなる今日。講師の努力と想像力次第で、もっと良い研修が創れるはずです。

 


セルフマネジメントの成功は、自分に対する動機づけにあり。

2013年11月04日

 先週の『セルフマネジメント研修』では、自分に対する動機づけを強調しました。

 ※セルフマネジメントとは、『自己管理』『自律』のことです。体調管理や業務推進のために自分自身を適切に抑制、管理し目標を達成することです。

 目標管理制度を導入してもセルフマネジメントが不十分であれば、目標を達成できません。セルフマネジメントには技術面(PDCA、タイムマネジメント)、健康・メンタル面(モチベーション)、協働面(コミュニケーション)があります。

 成功のポイントは、“セルフマネジメントによって、何を得るのか”、明確にし、納得して取り組むことです。なぜ、自分は我慢するのか、なぜ、自分は頑張るのか。大きな目標達成ほど、抑制、自己管理が求められますので、より大きな動機づけが必要です。

 一つは組織目標の達成による恩恵ですが、誰もが望むとは限りません。もう一つは自己実現目標が重要です。二つの目標が重なる幸運な人もいます。しかし、組織目標(業務目標)だけでは、長い職業人生の動機づけにはなりません。

 そこで、『自己実現目標=自分の夢』を書く実習があるのですが、これが書けない人が多いのです。


研修ごとに、ケースを作成していす。

2013年11月03日

 現在、書籍の原稿執筆のため、ブログの書き込み頻度が著しく減っています。

・営業の成長の仕方や営業3年目までの実績のつくり方を書いた内容になります。

・実践的で、何度も読み返していただけるような本にしたいと思います。

 さて、弊社の研修プログラムの特徴は、クライアントのニーズを満たすカスタマイズしたプログラムにあります。研修で活用するケースも業界、業種、職種、テーマ、ニーズ、受講生のレベルによって作成しています。

 問題解決研修、OJT研修、コーチング研修、営業研修の課題討議やロールプレィングに、ケースを活用します。一般的なケースや身近に感じられないケースでは、興味、関心も薄れ、集中力、モチベーションが低下し、教育効果は望めません。

 A4一枚程度でも、的を射たケースであれば、充分な教育効果が得られます。ケース作成には、情報収集が欠かせません。事前課題によって、研修テーマについて①うまくいっていないこと②その情況③学びたいことを、提出してもらうだけで十分です。

 研修費用の中で、カスタマイズしたケースを作成します。

 

 


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