よい研修には、ストーリーがある。

 あなたは、研修担当者でしょうか、受講生でしょうか、研修講師でしょうか。それぞれの立場において、よい研修とはどのような研修でしょうか。

 私は、研修プログラムを設計して、自ら実施する講師です。研修担当者のねらいと要望を外さずに受講生に満足を提供します。そして自分の充実感をほんの少し考えます。受講生の満足を望む研修担当者も多いので、やはり受講生満足中心です。

 よい研修とは、その目標を達成するために与えられた時間内で、必要な知識や技術がより理解・習得できる研修ではないでしょうか。さらに言えば、受講生の問題を解決できる研修です。

 多くの研修講師が様々な工夫をしていると思いますが、私はプログラムを設計する時に、流れを重視しています。映画やドラマのシナリオを書くように、オリエンテーションから研修のまとめまで、時系列でストーリーを書き、講義、討議、診断、実習、ロールプレィングなどの手法で構成を考えます。

 どこで情報を提供し、どこで考えさせ、どこで気づかせるか、そのためにどんな材料を使うか、道具はどう使うか、などを考え、テキストとスライド、配布資料を作成します。

 教えるよりは、気づかせる。受け身ではなく、主体的に。研修に対する評価が厳しくなる今日。講師の努力と想像力次第で、もっと良い研修が創れるはずです。

 

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