上司への相談のポイントとコミュニケーション・スキル(1)

 苦手な上司への相談、どうする?

 あなたの上司が、どのような人か知らないし、今、あなたとどのような関係にあるかわからない。なので、個別の方法は、このブログには書けません。

 汎用性のある相談の仕方として、「ちゃんと相談する方法」を紹介しますので、参考にしてください。(この方法でうまくいかないなら、「上司への相談」の前に解決すべき問題があるかも知れません。)

(1)心を決めよう。上司が苦手で、コミュニケーションしたくないといっても「仕事の相談」はしなければならない。

 「相談」は順調でない時、すなわち状況が変化して対応に迷っている時、不安を感じている時、担当業務がうまくいっていない時に意見や助言を求めるコミュニケーションだ。 

 なぜ、上司に相談するかというと、あなたに仕事の指示を出したのが上司だからだ。つまり、上司にはあなたに業務指示を出し、進捗を管理し、成果を出させる責任がある。

 あなたには、担当業務を指示通り遂行する責任があるので、うまくいっていない、期限に遅れそう、実績が上がらないと思ったら、上司に相談し意見や助言を求めることは当然のことだ。

 上司は、職場目標に責任を負っており、あなた一人が目標未達であった場合、でも全体目標に大きく影響する。事前にあなたから相談があって、助言によって早く問題が解決し、無事に職場の目標が達成することを望んでいる。

 したがって、相談は早いほうがよい。迷っているうちに状況は、どんどん悪化するので早く決心して、相談にいったほうがよい。

 「相談」の必要性がわかれば、後はあなたの気持ち次第だ。今、「相談」しなかったら、どうなる?その先のことを考えよう。

 今、思い切って相談するコミュニケーション。失敗を報告するコミュニケーション。どっちを取る?

 このまま続けたら、何とかなるかも知れない。状況が好転するかも知れない。ならば、今、相談しなくてもいいのではないか。

 それは、とてもリスクが高い判断だ。リスクを抱えながら仕事をするより、状況を報告して、意見や助言をもらったほうが必ずうまくいく。

 新たな指示をもらうことにより責任を分担することができるし、当面の行動が明確になるので自信をもって仕事を進めることができる。(結局、部下は上司の管理の枠の中で仕事をしている。)

 「相談」のコミュニケーションが、上司との「人間関係」を良好にする。

 上司は、あなたが事前に「相談」してくれることで状況がわかる。早めに対処すれば問題を未然に防ぐことができる。その結果、目標達成の可能性が高まる。

 自分は頼りになる上司として、気分がよい。事前に相談に来たあなたを、責任感があり積極的と評価する。そして、あなたは指示通り仕事をして成果を出す。

 上司は、「自分の指示をよく聞き、成果を出した部下」を仕事ができると評価する。評価されたあなたは、「自分をよくわかっている」と上司を認める。

 (相談して、あなたの評価が下がることはない。が、「相談の仕方」は、評価されるので、ちゃんと準備しよう。)

 あなたは、心を決めてもっと「相談」しよう。

 《続く》次回は、(2)相談の準備をしよう。

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