間接部門の目標設定の方法

 「総務部だから目標がない。」という管理者がいる。目標とは、数値目標のことだと理解している、らしい。会社は目標管理制度を導入している。いかに運用教育をおろそかにしているか、わかる。

 本人は、まじめにそう言うのだ。これでは、制度導入の効果はない。

 ≪間接部門の目標設定のポイント≫※弊社テキストから抜粋。

間接部門の目標設定は、定型業務が多く目標設定が難しいので、以下の視点で設定しましょう。

■現状の仕事レベルを維持し、ラインの仕事が円滑になるようにする。

1)定量化できない仕事の場合

①仕事の目標と自分の役割から目標を考える。(考えさせる)②期末にどのようになっていればよいか、をイメージして目標を設定する。

2)受け身の仕事の場合

①提供する仕事の質を目標にする。②依頼に対する仕事のスピードを目標にする。③提供した仕事の貢献度合いを目標にする。④費用と仕事のバランスを目標にする。⑤依頼を受けるための関係部門への働きかけを目標とする。

3)定型業務の場合

①ミスをしないことを目標とする。②処理スピードの向上を目標とする。③業務改善を目標とする。④仕事量を目標とする。⑤能力開発を目標とする。

4)長期・不確実な業務の場合

①最終の出来上がり時点での目標とする。②途中の目安となる状態を目標とする。③作業スケジュールを目標とする。④作業によって蓄積されるノウハウを目標とする。

以上

 仕事には必ず目標があり目標達成が動機づけになるので、管理者は、職場の使命や役割を十分理解して、目標を設定しましょう。

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