最もシンプルで実践的な研修効果測定の方法≪最終回≫

 研修後に実績が上がっているか、能力が向上しているか、態度が変容しているかは、受講生の上司が知っている。研修効果は、人事評価で確認することができる。

 多面観察では、上司も含めて受講生の周囲の人物を対象に、調査を依頼する。しかし、周囲の人たちに負担を強いる上、十分なデータを得られないケースも多い。評価訓練を受けているとも限らないし、的を射たアンケート項目の作成も労力が掛かる。

 上司の人事評価に不安を感じるなら、評価者研修を優先すべきだ。上司が部下の研修効果を測定できないということは、人事評価ができないということなので、訓練が必要だ。

 目標設定シート、評価要素、評価の着眼点などのツールが不十分なら、新たに作成するか改定する必要がある。効率のよい実績向上や人材育成のためには、目標管理制度、社員教育、人事評価制度を連動させることが重要だ。

 人事制度の担当者と研修担当者が話し合って(Meeting)、研修の目的、成果と研修効果を確認する。研修(Education)を行い、人事評価ツール(Tool)を活用して、人事評価制度(System)を運用する中で、その研修効果を測定する。≪以上≫

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