新着情報
トップ・リーダーが戦う相手とは?
トップ・リーダーが戦う相手は、自分自身だ。
トップ・リーダーには「メンバーに奉仕するトップ・リーダーとしての自分」と「地位や権威、自身の安全を守ろうとする一人の人間としての自分」がいる。
戦う相手は、「保身を望む自分」である。
「保身」のための判断と決断は、メンバーのためにはならない。メンバーのためではなくリーダー自身のためだからだ。リーダーシップの前提はメンバーの支持であり、メンバーが「保身」と気づいた時点で支持は失われる。
支持を失えばリーダーシップは低下するので、リーダーは地位を失う。結局、トップ・リーダーが「保身」のために活動しても、自分を守ることはできないのだ。
メンバーのために判断し決断すれば、メンバーから支持されるのでリーダーの地位は安定する。
「保身」の気持ちはだれにでもある。しかし、トップ・リーダーは「保身を望む自分」に勝てなければ、リーダーを続けることはできない。
リーダーの能力と与えられた地位や権限はメンバーのために使われてはじめて価値を生む。
新入職員「ビジネス・マナー研修」実施しました。
今週、ビジネス・マナー研修を実施しました。令和二年度の新入職員が対象です。
除菌対策、三密(密閉・密集・密接)に留意しました。
研修室は換気し、レイアウトを広くとりました。講義では、受講生との距離を確保。実習ではマスク着用。発声練習なし。小まめに休憩を取るなど、時節柄、例年にない研修内容、進行で実施しました。
「ロールプレイング・コンテスト」は、緊張感の中で真剣に取組みました。お疲れ様でした。
■あとがき
本書に書いてあることは、私自身の30年余りの営業経験と先輩営業のご指導の体験がもとになっています。
当時の私はあなたと同じ若手営業でした。決して抜群の成績を上げている営業ではありませんでした。毎日、自分なりの営業(自己流で自分中心の営業)をしていました。
もっと早く営業の基本を学んでいれば「もっと早く実績が上がったのに」「もっと楽しく営業ができたのに」と思います。
営業をはじめてしばらくは、営業がつらくてやめたいと思うこともあるでしょう。しかし営業という仕事がわかってきて基本が身についてくると実績はどんどん上がっていきます。
そうなると営業はすごく楽しくなるのです。それまでは辛抱です。 そしてあなたの営業キャリアは「初級」を卒業して「中級」へと進みます。
あなたの成長を心より願っています。
株式会社メッツ・コンサルティング 代表取締役社長 新井陽二
≪第5章のまとめ≫
会社や上司、先輩はあなたが成長することを望んでいます。積極的に学ぼうとするあなたをあたたかい目で見守っています。あなたから協力を求められれば“何とかしてやろう”と思うものです。
営業の学習は自分一人では、十分な成果が出ません。上司や先輩営業の指導やお客さまの叱咤激励があって営業は成長します。
一方、自ら学ぼうとしない営業やなんでも他人のせいにする営業には厳しく接します。「それは違う」「このままでは、成長しない」とわかっているからです。
要は、営業学習の成果はあなたの心構えと努力しだいなのです。
≪続く≫ 営業の教科書【初級編】より
上手に使われたい専門家。
心ある専門家は自分の専門領域を熟知しているし、できるだけ人の役に立ちたいと思っている。一方、専門分野を長く研究し自説を確立する努力をしている分プライドも高い。
“厳密に言えば専門外”のことを問われても「知りません」とか「わかりません」とは、ほとんど言わない。専門以外の一般知識もあるわけだから「一般的な答え」も言えるわけだ。
「一般的な答え」も専門家が言ったら「専門家の意見」ということで特別な価値をもってしまう。「価値ある情報」は独り歩きして、勝手に影響力をもってしまう。
何と言っても、「専門家」が言ったことだ。
「それを、私に聞く?」そんな質問にも一生懸命に答えるのが専門家の性だ。
心ある専門家が悪いのではない。専門家の活用法を知らない人たちが悪い。一体、専門家をどう利用しようとしているのか、何を言わせようとしているのか。
重大な政策の意思決定を迫られたくはないし、責任を負いたくないのだ。それは専門家の役割ではない。
専門家は「自分をもっとうまく使ってほしい」と思っている。専門領域で十分活用してもらい、世のため人のために立ちたいと思っている。
トップ・リーダーが意図をもって専門家を利用しようとする時、その背景には、何があるのだろうか。「専門家の意見をよく聞く」というが、それはどういう意味なのだろうか。