不満は改革のエネルギー。

 改革を生業にしている。弊社は、企業の改革を支援して報酬を得ている会社だ。

 改革には大きなエネルギーが必要だ。改革には労力がかかるからだ。不満は改革の推進力になる。現状に対する不満が高まり限界を超えると推進力が発生する。現状の不満を人工的に顕在化させることによって企業改革を推進させる方法がある。

 国民の大きな不満は国を動かす。英国のEU離脱。米国の大統領選挙の結果は世界に大きな衝撃を与えた。延長線上の予測を大きく裏切った結果となった。

 国民の現状に対する不満を原因とした改革のエネルギーが、その結果をもたらした。なぜ多くの識者の予測は外れたのか。不満の度合いと行動を正確に判断できなかったからだ。

 社会の改革も企業改革も本質は同じだ。社員の現状に対する不満を測定し、ある程度の満足が得られる環境を整えながら事業目標が達成できるように改革を進める。

 国のリーダーが変われば政策が変わる。行政システムが変わる。結果が変わり、再び現状に対する満足が変わる。ある程度の満足が得られれば安定し、不満が高まれば再び改革が求められる。

 改革の方向づけを間違えれば現状は更に悪化する。限界を超えると話し合いでは解決できず争いが起こる。争いは難易度の高い問題解決だ。

 企業のリーダーには、社員の満足度を正確に把握し、正しい改革が求められる。

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