主催者側は、リスクを理解して依頼しているのか?

■それは、教育なのだろうか?

 本人が登壇した早稲田大学のマーケティングに関する講座の主催者、そして本人に関係する人たちの対応は予想以上の速さでした。(ブログも追いつけません)

 この「舌禍事件」の影響はとても広範囲に広がりそうです。

※「舌禍」とは、自分の言論が法律・道徳などに反していたり、他人を怒らせたりすること。

 本人には、すでに厳しい処分が下されました。それだけ、関係者は今回の事件を重視したということでしょう。

 ネットでは、本人の氏名や経歴、実績、人物評まで書かれています。

 本人に関する個人情報の公開なども気になりますが、私が言いたいことは別にあります。

 今回の事件を報道で知り、少し緊張した方がいるのではないでしょうか。いわゆる「副業講師」の皆さんです。ビジネスパーソンとして成功して実務の傍ら、成功体験やビジネスのノウハウを講演している方々です。

 自分の過去の講義を振り返り、「自分は大丈夫だ」「あの話は、問題ないか」など気にされていることでしょう。

 いや、それより「自分があのような処分を受けたら、たまらないな」という気持ちが本音ではないでしょうか。

 十分な実績と名声、価値ある情報をもっている「特別な人」だからこそ講師を依頼されたのであって、「副業」の講義の舌禍でこれまでのキャリアの全てを失うのは、割に合わないと思うでしょう。

 でも、それが「講師業」なのです。

 今回の事件の原因が本人の舌禍であることは間違いありません。しかし、一般論として講師の舌禍を招く要因が主催者側にある場合もあります。

 よくある話です。 

≪続く≫

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株式会社メッツ・コンサルティング  代表取締役 新井 陽二

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