わからないこと、知りたいことは、検索すれば直ぐに答えを得ることができます。とても便利な時代です。仕事をするうえで知識はとても重要です。
「コンサルタントに必要な能力は、何ですか?」と検索すれば、AIがいくつかのスキルをわかりやすく示してくれます。
その知識はコンサルタントになる前の勉強としては有効ですが、コンサルタントになってからは、特に役に立ちません。
コンサルタントは、誰でも名乗れますが、独立して職業として続けることは大変困難です。コンサル会社に勤めてコンサルをやることは、会社員が人事異動でその部署の仕事を覚えてやっているようなものです。
コンサルタントに必要な能力は、「自分で考えて、答えを出す力」です。
VUCA時代は、誰もが答えを求めます。だから、コンサルが求められているのですが、クライアントは同じようにAIにも答えを求めます。
コンサルの答えとAIの答えが同じなら、どうでしょうか。無料のAIと高額なコンサルの答えが同じならどちらを選ぶでしょうか。
あなたは、自分が出す答えに自信があるでしょうか。これまでたくさんの勉強をしてコンサルになったあなたは、「自分の答え」を自信をもって提示できるでしょうか。
「この調査データによると、最適解はこれです」「このモデルから導き出せる正解は、これです」それが、コンサルタントの答えならリピートはないでしょう。
あなたが調査して分析して、考え出した答えは「あなたらしさ」がなければコンサルタントとしてやっていけません。そこにコンサルタントとしての唯一の価値があります。
評価されればリピートの可能性があり、「ありきたり」と判断されれば「お疲れさん」で終了です。《続く》
【制度職人:新井陽二】


