売上を上げるコンサルティング~調査の実際③~

 調査方法の中でもインタビューは、とても重要です。アンケートは定量データを大量に収集して処理しますが、インタビューは、主観的なデータを柔軟に収集することができます。相手によって質問項目を変えたり、深堀りをします。話を聞くだけなら誰にでもできそうな調査ですが、コンサルタントは、漠然とインタビューをしているわけではありません。

 事前に質問項目を準備していることは、当然です。限られた時間で、どの程度の質問に答えてもらえるか考えます。相手が答えやすい質問を答えやすい順番で、雑談の雰囲気を作り緊張をほぐすことも大事です。質問に答える方は、内心とても緊張しています。(警察の取り調べにならないように。)

 最大の特徴は、モデルを準備して聞き取りをしている点です。モデルは、調査データをまとめ、報告書を作成する時の下敷きのようなものです。調査結果をモデルで整理し、課題を見つけ、コンサルティングに活かします。

 モデルは、案件によって使い分けます。調査の目的、調査後のコンサルティングを想定してモデルを選択します。素人(失礼!)の調査は、調べるだけ調べて、改善、解決の道筋を考えていないので、調査はしたが、“これから、どうする?”という結果になりがちです。コンサルタントは、“こういう結果がでたら、こう。”といった具合に仮説を立てながら、調査を行い、解決策を導きます。

 しかし、経験のあるコンサルタントも思い込みは禁物で、似たような案件でも、全てのデータを揃えた上で、分析をして結論を導きだし、問題解決提案を行います。

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