研修プログラムが、新人を自立に導く。

 人は必要に迫られた時、自ら学び始める。いくら説得されても、自分が必要と思わなければ本気で身につけようとはしない。そんな学習は、当然、学習効果が低い。

 ビジネス・マナーが必要だと、新人は知っている。就活の段階で面談の仕方など教育を受けている。わからないのは、どの仕事の中で、いつ、どのようなマナーが必要か、その時どうすればよいか。就業経験がないのだから当たり前だ。

 だから、研修の中で経験させる。

 この研修で、主体性のない新人など一人もいない。自分が演じる役のビジネス・マナーを必死で「自学」するからだ。

 ※「自学」とは自主学習のことだ。研修の1/3が、マナーの各論学習。1/3がグループの自主学習。1/3がロールプレイング・コンテストだ。

 講師が「いいから、やれ!」と言うことは一度もない。コンテストの状況を提示するだけだ。「質問」や「相談」に対して「それなら、もっとこうした方がよい」と「助言」する。

 なぜ、主体的に学ぶのか。新人は、一見消極的に見えるが、「みんなの前で恥ずかしい思いをしたくない」「うまくやって見せたい」という積極的な気持ちは強い。だから、一人ひとりに活躍の場(役)を与える。

 ビジネス・マナーは、相手の評価で決まる。

 だから、コンテストも評価して優劣を決める。グループの総合評価なのでチームワークも体験できる。

 自分たちでシナリオを書き、配役を決め、セリフを書き、稽古する。わからないことは自分たちで調べ、講師に質問し確認する。

 研修プログラムが、新人を自立に導く。

≪続く≫

 

 

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