研修効果を高める、シナジー効果④

 年明けから、19日間Topicsが空いてしまいました。何をしていたのか、と言うと、以前このTopicsで書いていた通り、あるメーカーの営業マニュアルの締め切りが迫っていたためです。(Topicsを書いている、余裕なし。)

 今回は、研修効果を高める教育とツールのシナジー効果についてです。  METS-cの仕事としては、現在、ツール作成の真っ最中です。それは、さておき、ツールとは、仕事で使う道具のことです。METSモデルでは、Tool(T)と表記します。

 よい仕事をして成果を上げるためには、よい道具を使う必要があります。特にプロは、自分が使う道具にはこだわりを持っています。生産現場では、工具。調理師には、包丁など。数えればきりがありませんが、業務の進め方を記述したマニュアルや帳票類なども全てツールです。

 組織活動で効率的に業務を進めるには、多くの人が高品質で標準化された業務遂行をしなければなりません。経験に差があったとしても、同じ道具を使いこなすことによって、その差を埋めることができます。

 従って、業務設計に基づいて業務の高品質、標準化を図るためには、ツールが必要になるわけです。その後に、ツールを使いこなす教育が必要になります。教育とツールをシナジーさせることにより、より効果的な教育研修をすることができます。技術教育では、当たり前の話ですが、階層別研修でも他の職能研修でも、もっと応用されるべきです。

 今日、仕事で成果を上げるには、業務そのものを見直す必要があります。もっと早く、もっと正確に、もっと大きな成果を求められています。その成果を教育に求めるのなら、研修では、かなり具体的な業務内容を扱わざるを得ません。そのためには、ツールそのものが教材となりますので、必然的に、教育とツールはシナジーしていきます。

 これまでの研修が効果的でないと思うのなら、最も効率的で成果が上がる業務を設計して、その業務の進め方を身につける研修を実施してみては、いかがでしょうか。

 

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