研修(E)と道具(T)をシナジーさせる、『管理者研修』のすすめ。

 管理者研修には、『管理者の役割を理解する』という目標観があります。一般的には、“職場のマネジメントをすることが、管理者の役割だ。”と、教えます。マネジメントをいかに詳細に講義しても、なかなか理解が深まりません。(一般論ですから。)

 より深く理解するために、“考えさせる”実習を行います。①制度上の役割は、何か。②周囲から期待される役割は、何か。自ら“考える”ことで、より身近な役割を理解させることができます。しかし、“研修を受けている自分が考えた役割”が、正しいのか、不安に思う受講生もいます。外部講師も、クライアントの人事制度を知らなければ、わかりません。“職場”での具体的な役割も、調査をしない限りわかりません。

 そこで、道具(T)の出番です。管理者の役割は、人事制度(S)で明確に決められています。等級資格要件書や能力要件表、権限規定書、職務基準書、職務規定、人事考課表など呼称は様々ですが、管理者の役割、責任、能力、評価が書面にまとめられています。これらの道具(T)を、研修(E)で活用することにより、組織が求めている役割を正しく理解することができます。活用のポイントは、“後出し”です。

 期待役割は、自ら“考える”と共に“期待に応えることが重要だ”と、教えます。“周囲の期待に応えなければ、リーダーシップは、発揮できない。”と。

 自社の管理者研修を一般論の勉強会に終わらせずに、“わが社の管理者”を育てるために、“わが社の制度”と“わが社の道具”から学ぶ研修を、お勧めします。

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