「マニュアル制作の現場から」業務遂行の要素とは。

 業務設計とは、最も効率的で期待する成果が得られる可能性の高い標準化された業務のフロー(手順・手続き・工程)だ。その業務はどのように見たらよいのか?

 業務遂行の要素には、①背景②目的③内容④主体者⑤成果⑥方法⑦時間⑧道具⑨連携⑩費用などがある。

 特に標準化が必要な項目は、⑥方法⑦時間⑧道具⑨連携⑩費用だ。要は、従事者によってバラつきが出る項目で、これらの項目を現状より高いレベルで標準化し、⑤成果(質・量)の平均値が上がればマニュアルの効果と言える。

 個人で完結・統制できる業務は、標準化の成果が得やすい。お互いに影響を与え合う連携や調整、交渉や他者の行動に影響を与える管理業務、集団を統率・運営する業務は、方法は標準化できるが、成果がバラつきやすい。属人的要素に影響されるため、訓練による能力開発が別途必要である。

 ベンチマーキングによる現状の向上、高実績の割合を高めることはできる。大事なことは、「うまいやり方」を見つけることである。

 

 

 

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