新人が自ら動き出す仕掛け=『ビジネス・マナー・コンテスト』

 何を学ぶにしろ、教育効果を上げるためには本人の主体性が大事だ。“やらされ”る学習方法は、正にやらされて、やっているいるだけなので、本人の納得感がない。やっているうちに、気づくという場合もあるだろうが、その歩留りはとても低い。

 ビジネス・マナーも必要に迫られなければ、本気で学ばない。本気にならなければ身につかない。本気にさせるのが、“コンテスト”だ。昨今の新人は、一番になりたいとか目立ちたいという積極性は低いかも知れないが、みんなの前で“恥ずかしい思い”をしたくない、という欲求は強い。

 “失敗して、笑われたくないから”必至でビジネス・マナーを覚えて、コンテストに参加するのだ。基本は、講師が教えるが“自主学習”は、グループに任せる。その自主学習が、主体性を促す。

 コンテストの状況をみんなで理解し、シナリオを作り、配役を決めて、必要なビジネス・マナーを学び、グループで何度も練習する。講師は各グループを廻りアドバイスをする。受講生は、講師を掴まえて、何度も質問してくる。自分の役に必要なビジネス・マナーの詳細を知りたいのだ。自分がその役を演じるのだから。

 研修中に講師が、“わからないことがあったら、積極的に質問するように。”と言って、質問するだろうか。≪続く≫

 

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