研修効果を高めるシナジー効果①

 プロの研修講師なら、研修の場で受講生をやる気にさせることは、そう難しいことではありません。受講生の満足度評価でも、5点満点中4点台を出すことができます。研修担当者も満足し、“よい研修だった。”ということになります。

 組織開発は、研修の後のことを考えます。職場に戻ったら、研修前と行動が変わり、成果を出すのか、という点が気になります。組織開発では、研修を手段と考えているためです。研修は、行動変容の効果的な手段ですが、歩留まり(受講生が、行動を変える割合)は、決してよくありません。

 理由の一つは、本人が新しい行動をしようとしても、上司のマネジメントや職場の規範は変わっていないので、結局、本人も同調行動をとり、研修前の行動に戻るためです。

 これでは、研修に効果があった、とは言えません。行動が変わらないのですから。(もちろん、何かを知り、理解するための研修は、それ自体が目的になりますので、理解度テストをすることで、効果測定ができます。)

 言いたいことは、やる気になった女性職員の働く環境の整備を、研修と同時に行わなければ、せっかくの“その気になった”研修も十分な成果が出ないということです。

 それでは、研修効果を職場で持続させ、行動変容を促すにはどうしたらよいのでしょうか。それは、次回のTopicsで。

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