STEP.2 リーダー/サブリーダーの選出。

 あなたが、リーダーより上位のマネジャーの立場なら、メンバーにリーダーを決めさせることができます。あなたが、リーダーならメンバーにサブ・リーダーを決めさせることができます。

 もちろん、あなたがリーダーであることを宣言して、サブ・リーダーを選抜してもよいです。その方が、実践ではメリットが多いでしょう。

 メンバーにリーダーやサブ・リーダーを決めさせるメリットは、民主的な選出による信頼関係づくりや公式的な手続きによるポジション・リーダーシップの確立にあります。

 民主的に決定したリーダーの場合は、チーム活動がうまくいかなければリーダーの交代もあり得ます。

 研修では、民主的な決定方式(全員の合意)で主体性の醸成や役割行動を学びます。メンバー表に、「リーダー」「サブ・リーダー」「メンバー」の氏名を記入します。

 リーダーの役割は、次のように説明します。 

○  リーダーの役割

(1)リーダーシップの発揮

 リーダーは、チーム活動の目的を達成するためにチーム・メンバーによい影響を与えます。これをリーダーシップといいます。チーム活動は、目標達成の過程でさまざまな状況に直面します。

 リーダーは、その状況でチーム活動が円滑に進むような言動をします。例えば、ミーティングの司会・進行や意見のとりまとめ、メンバーへの叱咤激励や若いメンバーを指導することもリーダーの役割です。

(2)リーダーシップに必要な能力

 リーダーを務めることはリーダーシップを身につけるよい機会です。リーダーには次のような能力が求められますので意識して取り組みましょう。

 ①共感力-チーム・メンバーの意見や考え方に共感する力。

 ②巻き込む力-チームで決定した方向性にメンバーを向かわせる力。

 ③誠実さ-チーム・メンバー一人ひとりに、常に真摯に向き合う姿勢。

 ④表現力-リーダーとしての考えや意見をメンバーにわかるように伝える力。

 ⑤創造性-チーム活動がうまくいかない時や困難な場面での解決策を示す力。

 ⑥統率力-自分を律して、行動を通してチームを率いる力。

 ⑦一貫性-一つの考えや方針を最初から最後まで貫く姿勢。

(3)リーダーシップ・スタイル

 リーダーのスタイルは、さまざまです。状況によってスタイルを使い分けることが理想的ですが、チーム活動は自主的な活動なので民主型のスタイルが望ましいと言えます。

 民主型のリーダーシップとは、メンバーの意見や考え方をよく聞きメンバーの合意の下にチームを運営し、目標を達成するリーダーシップ・スタイルです。

※サブ・リーダーは、常にリーダーの補佐役として積極的に協力し、リーダーと メンバーの橋渡しなども行います。また、リーダー不在時にはリーダーの役割を担います。

 サブ・リーダーは、経験を活かしてリーダーとしての力をつけましょう。

《続く》

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