レディメードは工場で大量生産され、標準的なサイズで作られており比較的安価な服が多いです。一方、テーラーがつくるオーダーメイドの服は、お客様の体型に完全に合わせて一から作ります。
この違いは、着心地、愛着、長い付き合いと言えるでしょう。
既製服では肩幅が合わなかったり、袖丈が長すぎたりする問題が起こりがちですが、テーラーメイドの服では体の動きに自然に追従し、長時間着用しても疲れにくい仕上がりとなります。また、生地選びから始まり、デザインの細部まで自由に決められる点も大きな魅力です。
ボタンの種類、裏地の色柄、ポケットの形状、ネーム入れなど、お客様の個性や用途に応じてカスタマイズできる自由度の高さがオーダーメイドならではの価値といえるでしょう。
オーダーメードもレディメードも服であることに違いはありません。
人事制度にも既製品がたくさんあります。大きなコンサル会社などは自社開発した制度やツールを販売しています。
制度やツールは、使いやすいことが絶対条件です。会社は、規模や業態が違いますし、社長の経営方針や事業計画、評価すべき社員、人材育成方針などの特長があります。
例えば、等級制度は大企業であれば、10等級でもいいかもしれませんが、中小規模なら多すぎて使いづらいでしょう。製造業と販売会社では、人材像が違いますので評価要素も変えなければいけません。 社員の評価すべき行動も着眼点を会社ごとにつくらなければ、「しっくり」きません。
私は、「着心地のよい長く着れる」制度を作るように心がけています。 《続く》
【制度職人:新井陽二】


